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このコラムは、初めは「ライブコマースとは何?」とライブコマースという言葉も知らなかった食品メーカー勤務10年目の私A子がライブコマースができるようになるまでのお話の第14回目の内容です。
今回のコラムは「三越伊勢丹のライブコマース」について紹介します。
インターネットで調べてもカタカナ表記の専門用語ばかりで難しいイメージがあるライブコマースについて、できるだけ簡単に分かりやすくお伝えしていきたいと思います。
ライブコマースとはSNSなどでライブ配信をしながら視聴者と配信者がコミュニケーションできる、新しい対面型のコミュニケーションツールです。その配信の中で、購買や来店の促進を行っています。売られる商品は化粧品・コスメ、ファッション・生産者からの食品など様々です。
私A子は食品メーカーに勤務しているので、食品のライブコマースには特に関心があります。
今回は三越伊勢丹のライブコマースについてお伝えしていきます。
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三越伊勢丹がライブコマースを開始したのは2020年5月です。
初回のテーマは「日本各地の素材・製法・人にこだわり抜いた三越・伊勢丹の限定品」です。
大切な人へのお中元選びのヒントとなる、商品づくりのこだわり、製造過程でのエピソードや背景を存分にお伝えしながら全10商品が紹介されました。
イラストレーターであるゲストが実際に試食をしながら味の感想をレポートしてお届けするライブ配信。
イラストレーターであるゲストのファンも多く集まり若い世代の視聴者から多くのコメントや質問がされました。
などと活発なやりとりが展開されていました。
北海道の帆立の詰め合わせ、秋田牛の稲庭スープカレーうどん、長野県の笹寿司、奈良県の百年柿など、どれも普段遣いは難しいけれどお世話になった方への贈り物にはぴったりの選りすぐりの商品が紹介されていました。
お中元選びのサブテーマは「旅行には行けないけどお家にいながら地方創生」が掲げられており、三越ギフト担当者の方が苦労して集められた日本全国北から南の商品を自信とこだわりを持ってお薦めしていたのが印象的でした。
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三越伊勢丹のライブコマースのアーカイブ(見逃し配信)を見てみると、随所にこだわりが感じられます。
例えば2020年6月に配信されたライブコマースでは、ゲストにアートディレクターと博物館関係者の方を招き、日本橋三越本店屋上から、国立博物館、東京国立近代美術館との限定コラボレーションギフトを紹介。
ライブは東京国立近代美術館の庭園から配信され商品全15点は日本アートを取り入れたパッケージ仕様になっており、特別感と重厚感がある仕上がりがとても素敵でした。
その後もワイン造りをテーマにした漫画作家さんとソムリエさんのワインセミナー、海外旅行気分が味わえる海外食品、雑貨、お土産を紹介するイタリア展やイギリス展、よしもと芸人とコラボのフィットネス企画など多種多様なライブコマースが配信されており、老舗百貨店のこだわりと企業努力が色々楽しめます。
三越伊勢丹さんのライブコマースを見て、視聴者の方に長く楽しんでいただくには、新しいアイデアと継続する力が大切だと改めて感じました。
いかがでしたでしょうか。今回は三越伊勢丹のライブコマースについて簡単に解説しました。
もっと詳しく知りたい方はこちらの関連コラムもご覧ください。
出典:https://mitsukoshi.mistore.jp/chugen/index.html?rid=043a2f63defc43ea8448576fb6a9c0c6
次回は「日本でライブコマースが流行っていない理由」についてお話しします。
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