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エスティローダーは、2021年8月に発表した2021年度の業績で、売上高が前年比13%増の約1兆7,800億円、営業利益が約3,100億円と、過去最高を記録しました。
特にアジア圏では前年比29.4%増の約5,979億円となり、同社の歴史において最高の売上高を達成しました。世界的な新型コロナウイルスの流行で多くの企業が売上を落とす中、この躍進は驚異的です。その背景には、ライブコマースの積極的な活用がありました。
2023年度、エスティローダーは売上高が前年比10%減tエスティローダーのライブコマースエスティローダーは、2021年8月に発表した2021年度の業績で、売上高が前年比13%増の約1兆7,800億円、営業利益が約3,100億円と、過去最高を記録しました。特にアジア圏では前年比29.4%増の約5,979億円となり、同社の歴史において最高の売上高を達成しました。世界的な新型コロナウイルスの流行で多くの企業が売上を落とす中、この躍進は驚異的です。その背景には、ライブコマースの積極的な活用がありました。
2023年度、エスティローダーは売上高が前年比10%減となりましたが、ライブコマースを活用した戦略を強化しています。例えば、Bambuserとの提携により、ライブ配信を通じた販売促進を図り、従来のSNSライブ配信と比較して最大500%の販売コンバージョン率の向上を実現しました。
また、TikTokなどのソーシャルメディアプラットフォームを活用し、若年層へのリーチを強化しています。特にTikTokでは、ライブショッピングやショッパブルビデオを通じて、消費者とのエンゲージメントを高め、ブランドの認知度向上に寄与しています。
これらの取り組みにより、エスティローダーは変化する市場環境に対応し、デジタルチャネルを通じた販売戦略を強化しています。ライブコマースは、同社の成長戦略において重要な役割を果たしており、今後の展開が注目されます。
ライブコマースとはオンラインショッピングの新たな形として数年前から登場した販売方法。
「双方向コミュニケーションが可能なテレビショッピング」といったイメージで、ライブ配信中にコメントをしながらお買い物が楽しめるサービスです。
スマートフォンやパソコンから視聴が可能。
また、購入も簡単な操作で行うことが出来るため、老若男女を問わず多くの人に利用されています。
ライブコマースの主な特徴は以下の3つ
つまり視聴者は自宅にいながらでも、店舗に行った時と同じようなショッピング体験をすることが出来ます。
エスティローダーはかねてよりInstagramのライブ機能「インスタライブ」を使用してライブコマースを行っていました。
エスティローダーのInstagramはフォロワー数11万人を誇る人気アカウント。
にもかかわらずライブコマースの面では売り上げが伸び悩んでいました。
その理由はインスタライブ故の不便さ。
インスタライブでは視聴者は商品を購入するために一度、別のサイトへ移動しなければなりません。
僅かな手間ではありますが、そこに問題があると考えたエスティローダーは様々なアイデアを模索し、「Bambuser」を導入するという
結論に至りました。
Bambuserはスウェーデン発のライブ配信ソリューション。
簡単に言うと既存のウェブサイトにライブ配信機能を追加することができるサービスです。世界のどこにいてもユーザーとリアルタイムで交流し、ブランド・商品のPRが行えるライブビデオショッピングプラットフォームです。
主な用途にはライブコマースを想定しており、以下のような機能を合わせ持っています。

コードを埋め込むだけでライブ配信機能を導入できます。
配信ページの色やロゴなどを好きなようにカスタマイズできます。
視聴者はライブ配信を見ながら、同ページ内で商品を購入することができます。
ライブ配信が終わった後でも、視聴者は動画を見返すことが出来ます。
また、その際にも商品の購入が可能です。
スマートフォンなどの携帯端末からでも高画質の映像を配信できます。
顧客のデータを自動で集計、分析することが出来ます。
Bambuserがとても便利なサービスであることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
特筆すべきポイントはライブ配信の途中で商品の購入が可能ということです。
前述したとおりインスタライブでは視聴を中断するか、配信終了後に商品を購入しなければなりませんでした。
しかしBambuserならば視聴者は“欲しい”と思った瞬間に商品を購入することが出来ます。
この違いはエスティローダーが予想した通り、大きな変化を生みました。
インスタライブでライブコマースを行っていた時に比べ、Bambuserで行ったライブコマースでは売上が約500倍にもなったそうです。
エスティローダーのライブコマースにはBambuserを導入したことの他にも様々な特徴があります。
エスティローダーのライブコマースはなぜ人気なのか?
その秘訣を6つに分けて解説していきます。
エスティローダーのライブコマースの出演者は「ビューティーアドバイザー」と呼ばれるスタッフたち。
美容や商品の知識があるのはもちろんのこと、カメラの前でもスムーズに話せるように特別な研修を受けています。
さらにビューティーアドバイザーは各々が個人のSNSアカウントを運営しており、中にはフォロワー数が1000を超えるものも存在するなど、多くのファンを集めています。

前述したとおりエスティローダーのビューティーアドバイザーはそれぞれがSNSアカウントを運用しています。
視聴者はライブ配信を見て気に入ったビューティーアドバイザーの他のオススメ商品をチェックすることができます。
また視聴者が最寄りの店舗のスタッフと交流しやすくなるというメリットもあります。
今後はサイト内にビューティーアドバイザーの予約システム搭載することで、ライブコマースから店舗への誘導も計画しているそうです。
エスティローダーでは「学べる動画作り」を念頭にライブコマースを行っているそうです。
「マスク生活のベースメイク」、「季節の悩み肌に+1のスキンケア」など、ついつい見たくなるようなテーマ設定により多くの視聴者を集めています。

エスティローダーのライブコマースは毎回30前後の尺と決まっています。
スキマ時間に視聴できるという手軽さも視聴数を増やす要因となっています。
エスティローダーは視聴者サービスにも余念がありません。
リアルタイムでライブコマースに参加した視聴者を対象としたプレゼント企画を行う、アーカイブで視聴した方には別のプレゼントを、と様々な工夫を凝らしています。
ビューティーアドバイザーに向けた視聴者からのコメントが多いことも、エスティローダーのライブコマースの特徴。
ビューティーアドバイザーは商品の知識や使い方をレクチャーすることはもちろん、寄せられた質問にもひとつひとつ丁寧に答えています。
加えてエスティローダーはよりコメントをもらえるようにある工夫を行っています。
その工夫とは“楽しい画作り”。
例えば夏には浴衣を着ることで「可愛い」というコメントが。
また、朝の肌ケアを紹介するコーナーでは午前七時を指す時計が置かれたり、部屋着を着ていたりと気が付いた視聴者がついついツッコミたくなるような工夫がされています。
いかがでしたでしょうか。
今回はエスティローダーのライブコマースについて解説していきました。
ライブコマースの導入を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
その他のコスメ業界のライブコマースについては、こちらのコラムをご覧ください。
関連コラム:化粧品業界のライブコマース事例6選
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