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TikTok|ライブコマースのやり方は?ライブ販売する方法と配信事例をまとめて解説

カテゴリ:最新ビジネスの実態 更新日:2024-10-21

今や動画クリエイターの多くが利用しているTikTok。30秒の動画を投稿するだけというイメージがありますが、実はライブ配信もできるって知っていましたか?TikTokライブをうまく使えば、商品を販売するライブコマースも可能です。

今回は、TikTokでライブコマースを行う方法や、実際の企業成功事例を紹介します。

ライブコマースとは

ライブコマースは、ライブ配信とオンライン販売を掛け合わせたもので、視聴者はライブを見ながら商品を購入でき、配信者は商品を紹介しながら同時に販売を行えるのが特徴です。

情報の一方通行であった従来型TVショッピングと大きく異なる点として、視聴者はライブを見ながら、気になったことをリアルタイムに質問やコメントができます。つまり、コミュニケーションを通じて商品を深く理解することはもちろん、配信者と視聴者の一体感を通じてショッピングを楽しむことができるようになっています。

TikTokは『ライブコマース』を手軽に利用できるツールとして相性抜群です。

TikTokでライブコマースをするには?

『TikTok』(ティックトック)は、10秒〜3分間のショート動画専門のモバイル端末向けショートビデオ配信プラットフォーム。動画だけでなく、ライブ配信機能も充実しています。

TikTokライブについて詳しくは以下のコラムをご覧ください。

TikTokライブのやり方

TikTokライブのやり方|配信方法やメリット、デメリットを解説

すっかり大人気となったTikTokですが、2025年現在、ショッピング機能は備わっていません。

しかしライブ配信サービスと掛け合わせて利用することで、TikTokでもライブコマースが可能です。掛け合わせの例をご紹介します。

Shopify×TikTok

2020年、大手ショップ決済サービス『Shopify(ショッピファイ)』はTikTokとのパートナーシップを発表しました。Shopify(ショッピファイ)は、簡単にネットショップを開設できるECプラットフォームです。そして同年、Shopify(ショッピファイ)内のアプリストアから『TikTokチャンネルアプリ』というアプリがリリースされました。アプリをダウンロードすると、ライブ配信に合った商品広告を作成することができます。この広告をクリックするとShopify(ショッピファイ)にある自社のネットショップが開くという仕組みです。また、この広告は、ターゲット層の居住地や年齢などを設定することもできます。商品を売りたい相手に対し、効率よくアピールすることができます。

TikTok Shopping

TikTokを運営する『Bytedance株式会社』は、2021年9月29日のイベントの中で、ECサービス『TikTok Shopping』のリリースが予定されていることを発表しました。

2025年1月現在、『TikTok Shopping』は日本ではまだ実装されておらず、詳しい日時は未定ですが、アメリカやヨーロッパでは、すでに試験運用が始まっているようです。

TikTok Shoppingでは6つの機能が使用可能となります。

1.ダイレクトインテグレーション

商品登録から発送まですべてをアプリ内で管理できます。

2.パートナーインテグレーション

「BASE」や「SHOPLINE」など様々なECサービスとの連携ができるようになります。

3.プロダクトリンクス

自社の商品が含まれている動画に、商品を紹介するカードを表示させることができます。視聴者はカードをタッチすることで購入画面に移行することが可能です。

4.コレクションアド

スワイプが可能な商品カードを動画広告に掲載できます。コーディネートに使用されている商品すべてを一度に販売するなど、より多角的な販売が可能になるでしょう。

5.ライブショッピング

アプリ単体でライブコマースが行えるようになります。もちろん、ライブ配信に商品を紹介するカードを表示させることもできます。

6.ダイナミックショーケースアド

ユーザーの興味・関心に応じて広告を提供できます。運用もTikTok Shopping内で完結できるようですさまざまな機能を持つTikTok Shoppingがリリースされれば、TikTokでのライブコマースはより手軽に行えるようになるでしょう。

TikTokでライブコマースを成功させるためのポイント

TikTokでライブコマースを行うには、まずTikTokライブ機能が使えるようにならなければなりません。要件は公表されていませんが、一定数のフォロワーがいて、人気のあるアカウントはライブ配信ができる傾向があるようです。

したがって、TikTokアカウントをうまく運用し、アカウントにファンを付けることが重要です。そのために重要なポイントを紹介します。

ユーザーに見られる動画を撮影する

企業などが初めて動画を投稿する際には、『Adobe Premiere』など動画編集ソフトで動画を編集し、TikTokにエクスポートするという手法をとるケースが多いですが、動画の質には注意が必要です。クオリティの高くつくrこんでしまうと、動画を見たユーザーは広告と識別し、スワイプして飛ばしてしまう可能性があるからです。

やや粗削りな親近感を得られるような動画の方が視聴数を伸ばしやすい傾向にあります。

また、動画の長さは最長3分程度が良いでしょう。長ければよいというものではなく、統計によると、むしろ15秒の動画が最も再生数が伸びる傾向にあるそうです。動画が長すぎると、ユーザーが途中で見るのをやめてしまう可能性があります。短く簡潔で分かりやすい動画作成を心がけましょう。

トレンドハッシュタグを活用する

TikTokにはトレンドページというものが存在し、人気のハッシュタグが掲載されています。トレンドハッシュタグとはリアルタイムで話題になっている事柄のことです。ハッシュタグは、『#』と表記されます。例えば、映画というキーワードがトレンドの際にハッシュタグは、『#映画』となります。関連する動画を見ているユーザーが多いため、トレンドハッシュタグに表示されていると考えていいでしょう。トレンドと動画の内容をうまく絡めれば飛躍的に視聴数を伸ばすことができるでしょう。

定期的に投稿する

フォロワーが増えるきっかけとなるのは動画投稿です。あまりに配信数が少なければ、フォロワー数が伸びることはないでしょう。かといって配信数が多すぎても、うんざりされてしまうかもしれません。統計データによれば毎日1〜2回の投稿と毎週2〜3回のライブ配信が最も効果的だそうです。コツコツと定期的に投稿することが大切です。

出典:https://www.tiktok.com/live?lang=ja-JP

プロモーションを広告&TikTokerに依頼する

大手企業が行っているプロモーション施策として人気があるのは、TikTokで人気の投稿者『TikToker(ティックトッカー)』の起用です。ティックトッカーとは、TikTokで活躍するインフルエンサー・動画クリエイターのことで、中には100万人を超えるフォロワーを持つ方もいます。

一般的にティックトッカーに案件を依頼する場合の相場は《フォロワー数×2円》程度と言われていますが、人気のティックトッカーになればなるほど単価も上がっていくようです。もし、ティックトッカーに案件を依頼する場合には、ティックトッカー事務所を通すことで、スムーズに交渉を行うことが出来るでしょう。

企業のTikTok活用事例

TikTokは、ライブコマース以外のマーケティングにも活用することが出来ます。アカウントを運用しフォロワーを増やすことでより視聴者を集めることができファンを。増やすことができるでしょう。定期的に動画を投稿したり、ハッシュタグをつけたりすることはもちろんですが、その他に多くのユーザーを巻き込む仕組みを作る必要があります。短期間に多くのユーザーの注目を集め、爆発的に情報が拡散されることを“バズる”といいます。有名企業のバズった事例を参考に、自分のアカウントで出来ることを探していきましょう。

江崎グリコ

『江崎グリコ株式会社』は、11月11日のポッキー&プリッツの日に合わせて『#ポッキー何本分体操』キャンペーンを実施しました。『#ポッキー何本分体操』は、指定のハッシュタグをつけて投稿された動画の中から選ばれた動画が、渋谷にある街頭ビジョンやポッキーの公式Twitterアカウントで放映されるというキャンペーンです。有名インフルエンサー、動画クリエイターをキャンペーンに起用したことも功を奏し、2万3600本以上のハッシュタグを付けた動画が投稿されました。

出典:https://cp.pocky.jp/tiktok/

ローソン

『ローソン』のTikTokアカウント運用方法は、王道と言えるものでしょう。ローソンでは、商品を紹介する投稿とフォロワーを対象とした抽選キャンペーンの投稿を続けています。商品投稿では、『ラムネ餅』という新商品を紹介した投稿が大きな反響を呼びました。その要因は、お餅のお菓子なのに青いという見た目のインパクト。バズらせることを前提とした商品開発を行うというのも、成功への近道かもしれません。

出典:https://www.lawson.co.jp/

C CHANNEL

女性向け動画メディア『C CHANNEL』のTikTokアカウントは急速にフォロワーを増やしたことで知られています。2022年11月現在のフォロワー数は1万4千人以上。その秘訣はターゲットを女性のみに絞り、ニーズに応えた動画作りを行っていることです。バズった投稿の一つに、たこ焼きネイル』というインパクトが強いものがあります。バズるためには、意外性や笑えるような要素も重要なようです。

出典:https://www.cchan.tv/

日本マクドナルド

「マクドナルド」が2019年に仕掛けたキャンペーンは「#ティロリチューン」です。このキャンペーンは、マクドナルドでポテトが揚がる際の音に合わせて踊りながら、ハンバーガーセットを食べる様子を投稿しようという企画です。「マクドナルド」は多くの有名インフルエンサー、動画クリエイターにお手本動画を投稿してもらうことで、キャンペーンをバズらせることに成功しました。最終的にキャンペーンに参加したユーザーは5万人を超えたそうです。

出典:https://www.mcdonalds.co.jp/

コカ・コーラ

『コカ・コーラ』が2018年に行ったのは「#リボンでありがとう」キャンペーンです。キャンペーンの内容自体はコカ・コーラ商品を誰かにプレゼントしようという単純なものでしたが、それ故にアレンジがしやすく、多くのユーザーが思い思いの動画を撮影しました。「QUOカード」1,000円分を抽選で100名にプレゼント、加えて審査で選ばれた動画は渋谷の屋外ビジョンで放映されるという特典があったこともバズった要因です。「コカ・コーラ」では、他にもイメージキャラクターを登場させたりと様々な趣向を凝らした動画を配信しています。

出典:https://www.cocacola.jp/

まとめ

今回はTikTokのライブ配信機能、『TikTokライブ』の使い方や、アカウント運用のコツについてお届けしました。TikTokは今後も機能拡充が予定されており、もっとも将来性のあるライブ動画配信プラットフォームの一つともいわれています。この機会に、TikTokを利用したライブコマースを検討してみてはいかがでしょうか。

また、ウェビナビが運営するライブ配信プラットフォーム「CHANCE!」はコラボ配信に特化した企業向けのライブ配信アプリです。企業×ライバーのコラボ配信や企業×企業のコラボ配信によって、チャンスの最大化を目指しています。

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